東京街歩き高低差研究所

ブラタモリに憧れて国土地理院の海抜と江戸古地図を頼りにフラフラと。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

東麻布界隈を歩く

西麻布にくらべるとあまり耳慣れないですが麻布十番の東側には東麻布もあります。麻布台の高台の稜線である外苑東通りと低地の古川に挟まれたエリアです。東側を国道1号が走り、西側を五反田方面からの桜田通り(白金高輪で分岐)の直線上にあたる麻布通り…

渋谷区東の牧場を探す

渋谷駅を出て明治通りを恵比寿方面に進みます。並木橋の交差点(海抜14m)を左折して坂を登ると金王神社前の信号があります。金王八幡宮は旧渋谷城本丸跡にある神社です。海抜は26.2m。渋谷氏の祖、渋谷重家の嫡男渋谷金王丸が名前の由来です。隣接する東福…

西麻布広尾を歩く

西麻布は麻布十番の西側のエリアで六本木通りと外苑西通りが交差しています。江戸時代には今は外苑西通り沿いの地下に暗渠となっている根津美術館や梅窓院あたりを水源とする笄川(こうがいがわ)が南北に流れ、天現寺あたりで渋谷川(古川)に合流していた…

麻布十番の高低差を愉しむ

麻布十番周辺は2000年の南北線の開通までは陸の孤島でした。タクシーでしか行けない不便なエリアでもありつつ、それが一部の層には魅力のエリアでもありました。六本木ヒルズ等一部で大規模開発は行われていますが、道路や地形は比較的昔のままを保っている…

三田綱町界隈を歩く

今日は三田駅からスタートして三田の丘陵地を歩いてみます。まずは慶応仲通り商店街を抜けます。入り口すぐ右手に三河岡崎藩水野監物中屋敷跡があります。赤穂浪士9名がお預けとなった屋敷のひとつです。海抜は3.8m。 三田通りに出て慶応義塾の東門(海抜7…

虎ノ門・新橋界隈をぐるりと

虎ノ門交差点(海抜6.5m)には虎がいます。江戸城外堀虎ノ門跡の碑です。この碑の対角線側で1923年(大正12年)虎ノ門事件という裕仁皇太子・摂政宮(昭和天皇)の狙撃事件が起きています。勿論未遂に終わりましたが当時の山本権兵衛内閣は総辞職、警視総監…

芝の旧海岸線を歩く

今日は田町駅からスタート。高低差のない旧海岸線を歩きます。国道15号に日比谷通りが合流する三菱自動車の本社前に江戸開場西郷南洲勝海舟会見の地の石碑があります。海抜3.5m。ここは江戸時代の薩摩島津家蔵屋敷です。すぐ裏は芝浦の海浜で舟で上方や領内…

御殿山の台場の謎を探る

1853年7月8日ペリー率いるアメリカ艦隊が浦賀に来航します。12代将軍徳川家慶の病を理由に回答に一年の猶予をもらった江戸幕府は品川沖に11の砲撃用の台場を作ることを計画、早速実行に移します。フジテレビのあるお台場には台場公園として第3台場がそして台…

品川の高輪台地を巡る

泉岳寺駅から品川方面に第一京浜を進みます。駅を出るとすぐのビルの2階に社殿が見えます。車町稲荷神社です。まずは階段を登って参拝します。海抜は4.7m。 江戸古地図を見ると品川駅まで右側は寺社が続いてたようです。高輪大仏があったという如来寺は明治…

青山家の屋敷街を歩く。

渋谷駅から宮益坂を上って青山方面に向かいます。坂下が海抜19m、坂上は33mあります。そこそこの登り坂です。宮益坂の中腹、海抜25mほどのところの左側に御嶽神社があります。祭神は日本武尊。50段ほど階段をあがるとビルに囲まれた社殿があります。なぜ…