東京街歩き高低差研究所

ブラタモリに憧れて国土地理院の海抜と江戸古地図を頼りにフラフラと。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

外櫻田を歩く。

今日は以前歩いた外濠の虎ノ門御門と幸門御門の間にあった新シ橋のあたりから霞ヶ関方面に進みます。海抜は5.2m。江戸時代の古地図にも桝形の城門のない橋として描かれています。文字通り天下太平時代の新しい橋だったのでしょうか。新シ橋からまっすぐ日比…

六本木を一丁目から

南北線シリーズ。今日は六本木一丁目駅から六本木の街を歩いてみます。3番出口から出ると首都高谷町ジャンクションに出ます。首都高で作られた三角地点の頂点は六本木二丁目の信号です。海抜は12.1m。この辺りはかつては麻布谷町と呼ばれていましたが、谷町…

白金台をいく。

白金はプラチナではなく銀です。あ、港区白金の話です。応永年間(西暦1400年頃)白銀長者と呼ばれた南朝の国司だった柳下上総介が当地を開墾し白金村を開いたそうです。当時の貨幣は銀ですから大金持ちといえば大量の銀を保有していたんでしょうね。 いつの…

穏田川の猫通りをいく

江戸切絵図(地図左下)にもあるように宮益坂の御嶽神社裏手の美竹通り辺りにはかつて江戸城紅葉山から移転した千代田稲荷がありました。関東大震災後、箱根土地(現西武グループ)による商業開発エリアであった道玄坂途中の百軒店(ひゃっけんだな)に移転…